2009年06月29日

エイベックス株主総会ライブ2009年6月28日

珍しく連続でレポートを。

今日2009年6月28日、エイベックス・グループ・ホールディングス鰍フ株主総会ライブ@さいたまスーパーアリーナに行ってきました。

電車に揺られること約50分(結構近い)、さいたまスーパーアリーナは思ったよりで大きかったです。

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会場入り口。

11時の開幕とともに松浦社長を初めエイベックスの役員陣がずらり。エイベックスミュージックをバックに流れる事業報告はおそらく上場企業最高峰のかっこよさです。

エイベックスはマーケティングによってここまで成長してきた企業です。数十の楽曲うち一つくらい当たればいいといった音楽業界において、世間が求めている音楽に合わせた楽曲制作、販促活動を積極的に行い、ここまでのヒット曲を創り出してきました。

最近CD、DVDが売れなくなり、エイベックスもここ3年ほど減益が続いています。事業報告ではアジア進出を積極的に進め、また映像配信やタレントマネジメントなどコンテンツ囲い込み戦略取っていくと今後の展開について述べられていました。戦略系コンサル企業がバックにいそうな戦略ですが、私もこれがエイベックスが事業拡大を続けるにあたり、必要不可欠な方針だと思います。

とまあ色々事業報告、株主質問(後日再レポート予定)、議案の採決が終了(ここまでで約1時間半)し、13時30分からライブがスタートしました(登場アーチストは完全シークレット)。

ちなみに過去の出演アーチストは
(2007年)
JONTE、高杉さと美、倖田來未、SEAMO、MEGARYU、TRF、浜崎あゆみ
(2008年)
mihimaruGT、木山裕策、東方神起、後藤真希、alan、安室奈美恵、槙原敬之、大塚愛、TRF、倖田來未、EXILE
と中々豪華なメンツです。


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○1組目 倖田來未

いきなりトップから大物登場。MCでは「株価を上げるためガンガン働きます!」と力強い言葉も。まだ彼女を脅かすほどの「エロカッコいい」後継者が出てきていないので当分この地位は安泰ではないでしょうか。

・「Lick me」2009年7月 最高順位未
・「走れ!」2009年7月 最高順位未




○2組目 GIRL NEXT DOOR

90年代のエイベックスミュージックがコンセプトの彼女ら。そのコンセプトがストライクな自分にとって家ではアルバム「GIRL NEXT DOOR」が結構ハードナンバーだったりします(ただ90年代エイベックスといっても小室系やEvery Little ThingというよりはFavorite Blueや知念里奈(ソニーレコード)といったややB級の香りもしますが)。

2曲目「infinity」の「Woo woo woo yeh!」のところで個人的に早くもこの日のテンション最高潮です。

・「偶然の確率」2008年9月、最高順位3位
・「infinity」2009年6月、最高順位1位




○3組目 alan

確か中国四川省美人谷出身。制作費100億円のエイベックス配給映画「レッドクリフ」主題歌を任されていることなど、アジア戦略の一環としても相当期待されているのではないでしょうか。歌唱力もあり、顔立ちもキレカワイイ系で、知名度の十分上がってきたここからが勝負です。

・「久遠の河」2009年4月 最高順位3位
・「懐かしい未来longing future」2008年7月 最高順位19位




○4組目 エリオットヤミン

「NEXT PROGRAM・・・エリオットヤミン!」とのアナウンスの後、恐らく会場中が「??????????????誰?」となったのではないでしょうか。

「2008年上半期洋楽新人男性アーティスト最高のセールス&最高位を獲得」とのことですが、よく知りませんでした。

・「You Say 〜サヨナラとは言わせない〜」
・「Wait For You」 他1曲




○5組目 Acid Black Cherry

これは完全にノーマークでした。「Acid Black Cherry」は「Janne Da Arc」のyasuソロプロジェクト。

客層が普段と明らかに違うということで、MCでは相当戸惑っていました。「皆さん(エイベックス株で)損してませんか?僕は持ってないですけど…」
ここ5年のエイベックスのチャートを見るとほとんどの人は損していると思います…

・「Black Cherry」2007年9月 最高順位2位
・「眠り姫」2009年2月 最高順位2位




ここで15分間休憩。


○6組目 Blue Man Group

まさかエイベックスの株主総会で世界的に有名なエンターテイメントが見れるとは…驚きです。




○7組目 水谷豊

完全に変化球。エイベックスとしては若者のチャラチャラした音楽だけでなく本格派俳優もマネジメントしているということをアピールしたいのでしょうか。

・「カリフォルニア・コネクション」1979年4月 最高順位3位
・「やさしさ紙芝居」1980年7月 最高順位?




○8組目 SEAMO

この中では知名度は中の下といったところでしょうか。個人的には「Continue」が結構好きだったりします。

負けたら終わりじゃなくて
やめたら終わりなんだよね
どんな夢でもかなえる魔法
それは続けること
とかこんな泥臭い歌詞をサビに持ってくるとか結構尖ったセンスを持ってると思います。

「ルパン・ザ・ファイヤー」と誰でも知っているメロディーの曲の後に、メッセージ性の強い「Continue」を持ってくるとか、この株主総会という特殊な場における選曲はこれで間違いなかったと思います。

・「ルパン・ザ・ファイヤー」2006年7月 最高順位9位
・「Continue」2008年10月 最高順位11位




○9組目 mihimaru GT

mihimaru GTはいい意味で現時点でのJ-POPの平均的アーティストだと思います。それなりにかっこよくて、中々にPOPで、何となくオシャレで、耳障りもよく、それでいて少しユルい。

特に奇をてらわなければ数年はこの位置を守り続けられるのではないでしょうか。「気分上々↑↑」なんて現代版ええじゃないかってな感じで結構好きです。

・「気分上々↑↑」2006年5月 最高順位7位
・「Switch」2009年6月 最高順位7位




○10組目 大塚愛

大塚愛は最近新しい方向性を模索している気がします。デビュー以降それなりにヒットは飛ばしているもののまだ2枚目「さくらんぼ」を越えるインパクトのある曲はないですし。

ビジュアル系女性シンガーソングライターだったらYUIも相当に台頭してきました。結構年も取ってきましたし、ここいらが分かれ道かもしれません。

・「金魚花火」2004年8月 最高順位3位
・「バイバイ」2009年2月 最高順位8位



【総括】
総時間4時間のライブは多少司会が長かったものの中々満足のいくものでした。
ただ、最後「EXILE」か「浜崎あゆみ」が大取りかと思ったら大塚愛の後、「これで2009年エイベックス株主総会シークレットライブを終了します」とアナウンスがあり、正直かなり拍子抜けしました。どちらかがドタキャンしたのでしょうか。

株価は他の銘柄に比べたら出遅れているものの、アジア戦略や新規のBeeTVが見えてこないと中々上値は試しづらい展開が続きそうな感じです。
posted by T at 00:02| 京都 晴れ| Comment(4) | TrackBack(2) | 株式銘柄紹介レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

ゴンゾ株主総会2009年6月26日

2009年6月26日ゴンゾ(3755)の株主総会に行ってきました。

ゴンゾはアニメの企画・制作や版権など権利の取得・使用許諾を主事業としています。同社作品の「ストライクウィッチーズ」は平成20年度文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーションとされたり、映画「ブレイブストーリー」は第30回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を取るなど、それなりにクオリティの高い作品を制作してる企業です。

とまあ一見優良企業ですが、このゴンゾはおそらく個人的保有株式のうち上場廃止第一号になりそうな感じです。

東証マザーズ上場でアニメ制作のゴンゾ(旧GDH、3755)は1日、上場廃止基準に抵触するおそれがあると発表した。2009年3月期の連結決算で債務超過を解消するめどがたたないため。

同社は2008年3月期の連結決算で債務超過となり、「継続企業の前提に関する疑義」を財務諸表に注記。債務超過基準に係る猶予期間に入っていた。その後、増資やリストラ策などを実施したものの、当初予定していた優先株による第三者割当増資が不可能になったため、解消のめどがたたなくなった。

東京証券取引所は1日、ゴンゾ株を監理銘柄に指定すると発表した。有価証券報告書の提出日(6月下旬予定)に整理銘柄指定、その1ヶ月後に上場廃止となる。

日経QUICKニュース2009年4月1日

ここ3年の最終損益は25億円(2007年3月期)、37億円(2008年3月期)、34億円(2009年3月期)の赤字と信じられない決算を発表しています。

さらに1年以内に返済が必要な借入金が27億円もあるのに対し、現時点での現預金が2億円(売掛金、関係会社貸付金が20億円ありますが、おそらく回収は難しいと思われます)しかなかったり、監査法人が意見不表明としていたり、かなり絶望的な状態です。

個人的には先日送られてきた事業報告の以下偶発債務の部分が非常に気になりました。

当社は、平成21年4月3日、ゴンゾロッソ株の保有者であるジャフコV2−W投資事業有限責任組合、ジャフコV2共有投資事業有限責任組合、およびジャフコV2−R投資事業有限責任組合の無限責任組合員である株式会社ジャフコから、事前の通知なく、当社が保有する株式会社ゴンゾロッソの保有株式を平成21年3月31日に全株、中小企業サービス機構株式会社に対し売却したことに対し、約定にある当社及び株式会社ゴンゾロッソ両社に対する買取請求に基づき、上記各投資事業有限責任組合より、それぞれ36,720千円、373,020千円、および14,120千円にて、当該保有株式を買い取ることを請求されております。

また、平成21年4月20日、ゴンゾロッソ株の保有者であるがんばれ日本企業ファンド一号投資事業有限責任組合の無限責任組合員であるチャレンジ・ジャパン・インベストメント株式会社から、417,450千円にて保有株式の株式買取請求および損害賠償請求が主張されております。

ここから先は私の全くの憶測ですが、ゴンゾは(最近社長持分の株式を担保に非常に精力的に融資活動を行っていらっしゃる日本振興銀行グループの)中小企業サービス機構から期中にゴンゾロッソ株を担保に約4億円の借入を行っていたのではないでしょうか。

ゴンゾとしてはいわかぜキャピタルからの9億円のファイナンスをあてに返済を計画していたものの、2009年2月に増資が中止になり、借入金が返済できず虎の子であったゴンゾロッソ株を手放さざるを得なくなったのではないでしょうか。

そして、ジャフコは2007年2月にゴンゾ(当時GDH)からゴンゾロッソ株の譲渡を受けており、その時に「ジャフコ」「ゴンゾロッソ」「ゴンゾロッソ代表取締役」とさらに「ゴンゾ」間で4者間契約を結び、契約書の中に「ゴンゾはジャフコの事前の承諾なしにゴンゾロッソ株式を譲渡してはならない。もしこれに反することがあればジャフコに譲渡したゴンゾロッソ株式をゴンゾが買戻さなければならない」との文言を入れていたのではないでしょうか。

一言で言うと経営陣の脇が甘すぎです。

そりゃIPOを目指すと言っていたはずの企業が日本振興銀行グループに入ったとなればベンチャーキャピタルは黙ってないでしょう。

この他にもタカラトミーから訴えられていたり、借入金の返済期日を経過していたり、代表の石川氏に対して貸付金があったりと企業としてもうどうしようもありません。

せっかくなので以下株主総会での質問と回答の一部です。
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Q:「」の評判はいいが「アラド戦記」「シャングリ・ラ」のクオリティは低い。作品の責任者は誰か。
A:執行役員の柄澤氏と代表の私(石川氏)が総責任者となり、現場の責任者が指揮をとっている。ただしここではその責任者の名前までは申し上げられない。

Q:金融機関に返済できないなど契約違反が多い。経営者の責任はどう取るのか。
A:役員報酬はカットしている。ただしその具体的数値は控えさせていただきたい。危機を脱することが最優先事項であると考えているため、私(石川氏)は退任することは考えていない。

Q:ブロードバンド対応の遅れなど減収要因に対し対策がなされていなかったのではないか。今後DVD販売をコア事業をするとして会社をどう立て直していくのか。
A:アジアではインターネット配信事業に力を入れているがまだ違法サイト等に負けている。今後こういった事業は伸びていくと考えられるが、まだDVDの落ち込みをカバーできるところまではいっていない。当面は「ストライクウィッチーズ」や「ラストエグザイル」などリクープラインを越えている作品の続編など厳選して制作活動を行っていく。

Q:石川氏への貸付金の理由は何か。
A:個人的事情のため控えさせていただきたい。

Q:利益をあげているゴンゾロッソ株をなぜ手放したのか。
A:元々保有比率は55%であり、経営資源をアニメ事業に集中させるため財務的問題から譲渡した。

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多忙のため私はここで退席したので、詳細は他サイトをご参照ください。それにしても最後の質問の回答が苦しすぎる…

ちなみに株主総会のお土産は(おそらく)裁判中のタカラトミー製の「咲」組立式フィギュアでした。

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まあ、くれるのならもらっときますけど…私の約11万円を…

あとついでに下で書いたライツバンクにもGDHキャピタルは出資していました。

最後にこのゴンゾの他にもブロッコリー(2706)マーベラスエンターテイメント(7844)など一部コンテンツ系上場企業は苦戦を強いられています。

日本はアニメ、ゲーム等コンテンツ系が強く、今後の産業を支える事業であるとか言われていますが、これに対し私は警鐘を鳴らしたいと思います。

色々叩かれていますが、アニメの殿堂などに120億円かけるくらいなら一刻も早くコンテンツ権利関係の法整備や違法ダウンロードの取締りを強化し、コンテンツ系従事者の待遇向上を図るべきではないでしょうか。

このまま放っておくとこの業界は儲からないものとみなされ、このまま衰退していってしまうかもしれません。
posted by T at 22:26| 京都 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

ミュージックファンド番外編〜松浦ひろみ

ここ二日間アクセス数が急上昇していたので(8日は1,343件)何かと思って調べてみたところ、かつてミュージックファンドでCDを発売していた松浦ひろみがAVデビューするようで、それに関して某巨大掲示板から当サイトにリンクが貼られていました(当サイトはリンクフリーなので色々な方に参考いただければ幸いです)。

【ミュージックファンド発表記事 2006年8月3日】
著作権管理事業を手掛ける株式会社ライツバンク(代表取締役社長:後藤一平)は、昨年9月にデビューした新鋭シンガーソングライター「松浦ひろみ」の1stアルバム「ROMANTIC FANTAGIC」を対象としたミュージックファンドを2006年8月8日より募集開始致します

また、今回は株式会社サイバーエージェント(代表取締役社長:藤田 晋)が企画運営するオンラインポイントプログラム「ライフマイル」と業務提携し、日本初となるポイントを使用した同アーティストのファンド「ミュージックファンドmini」の募集も8月下旬より開始致します。これにより、従来の現金のみの決済方法に加え、ポイントでの投資も可能となります。

ミュージックファンドとは、音楽ファンが好きなアーティストのCD制作に投資できる仕組みです。インターネットを通じて投資し、CDの売り上げ枚数に応じて配当を受けるほか、投資家対象の様々な特典が用意されています。

対象となるアーティストの松浦ひろみは、現在まで、シングル「Cruel」、「SAVE ME」(共に発売元:DESERT AIR RECORDS)をリリースし、「SAVE ME」はコミック累計150万部突破の少女コミック「蜜×蜜ドロップス」(小学館)のPS2ゲームソフト、「LOVE×LOVE HONEY LIFE」オープニング曲として使用されています。彼女の綴った詞の世界観は、10〜20代の女性を中心に共感を集めており、地元高知のみならず首都圏においても積極的な活動を展開しています。

今回の募集期間は2006年8月8日(火)から2006年9月27日(水)までで、1口10,000円から申し込みが可能です。尚、申し込み口数が250口に達し次第、締め切ります。


【スポーツ報知 2009年1月7日】
【音楽】24歳のシンガーソングライターが6日、目の前で宣言した。「今年2月にAVデビューします!

 モッツ出版社長の高須基仁氏がプロデュースしたトークショー「09MOTS新年会 高須の言いたい放題」での出来事。彼女は高須氏に紹介され、ステージに上がるといきなり1曲披露。聞いたことも、見たこともないが、「小柄でかわいい子だな。どんなこと話すんだろう」って興味を持った瞬間の衝撃告白。度肝を抜かれた。

 その歌手の名前は松浦ひろみ。05年9月に「Cruel」でデビューし、06年10月にはファーストアルバムもリリース。4月にはセカンドアルバムを発売するが、AVの出演はシンガーとしてのプロモーションと説明。1本限定で、最初で最後のAVのなかにはアルバムの曲も入っているという。(←???意味不明) 

男性として、きれいでかわいい子の作品が世に出ることはうれしいが、「宣伝のためにそこまでやるか」と複雑な気持ちになった。「1年間悩みましたが、今はすっきりした気持ちです」愛らしいルックスにはじけた笑顔を思い出すと、なんだかもう、素直に鑑賞できそうにない。


ロック、ラップ等ジャンルが一つに偏らないようにするファンド戦略の中で松浦ひろみはシンガーソングライターながらややアイドル色を打ち出していました。ただしファンド出資金は1年後に30%になって返ってきた(1万円→3千円)ようで結果は散々たるものだったようです。

それでもその後もネットラジオのパーソナリティをしたり、シングルをコンスタントにリリースしたり、「ツンデレでヤンデレな幼馴染・小鳥遊双葉さんとHなことをするゲーム(←ゲームタイトル。それにしても現実にいたら相当ヤなご近所さんだな)等18禁ゲームの主題歌を担当したりそれなりに精力的に活動はしていたようです。

爆発的に売れることは難しいかもしれませんが、音楽が好きならばライブでも行いながら細々と活動を行うという選択肢もあったと思うのですが。

まさか脱ぐとは…まあ人生色々ですが、うーん…いや、誰か止めなかったのでしょうか…
posted by T at 23:22| 京都 曇り| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

ライツバンク〜最終章 債権者集会12/5

12月4日、ライツバンク第2回債権者集会に行ってきました。
参加債権者数は3名。見込み分配額はほぼないということもあって非常に少ない参加者での開催でした。

集会は破産管財人が以下発言を行い1分ほどで終了しました。

・前回集会から売掛金37万円を回収した。これ以上回収可能な資産はない。
・一般債権者への分配金はない。
・保有する著作権は放棄する。


最終的な破産財団の収支は以下になります。
○収入の部
・現金 800千円
・売掛金 370千円
・音楽著作権使用料 9千円

○支出の部
・事務費用 25千円
・財団債権弁済金 155千円
・管財人報酬 1,000千円

放棄された著作権がどうなるのか非常に気になりますが…

ライツバンクに限らず一時期流行った面白ファンド系はどこも苦戦しています。

上場しているジャパンデジタルコンテンツ信託(4815)なども大赤字で2008年9月末の現金残が14百万円と会社存続の危機にさらされています(12月19日にGORGEOUS GRACE INVESTMENT LTDなる先に現発行株式数と同じ株数で第三者割当増資を行うようですが、収益改善のシナリオは未だ見えていません)。

未上場でもライツバンク同様音楽ファンドを行っているミュージックセキュリティーズやコンテンツファンドのアイコットなどについても今後の動向が気になるところです。
posted by T at 22:46| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | ベンチャー企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月04日

ライツバンク債権者集会

2008年10月2日(木)ライツバンク債権者集会に行ってきました(東京家簡地裁合同庁舎)。

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集会では騒然とした雰囲気の中怒号が飛び交っていて…ということはなく、管財人が淡々と経緯を説明して10分ほどで終わりました(後藤氏も参加されていましたが一言も発することはありませんでした)。

簡単にまとめます。
○財産目録
【資産の部】
・現金   800千円
・売掛金  370千円(音楽レーベルに対する収益分配金請求権)
・音楽著作権使用料 9千円
資産合計  1,180千円

【負債の部】
・普通破産債権 56,987千円(ファンド出資分含む)
・労働債権   3,023千円(届出債権者数5名)
・公租公課   1,360千円
負債合計    61,371千円

・普通破産債権に関する届出債権者数は95名。
・当日参加の債権者数は約20名。
・出資分配権を持つCDにヒット作はなく、これ以上資産が増える見込みはない。
税金(公租公課)だけで資産合計を上回るため普通債権が支払われることはない。労働債権のみ一部支払われる可能性がある。

・債権者からの質問、意見は特に無し。
・債権者集会は続行。次回開催について通知は行わないが12月4日(木)11時〜東京家簡地裁合同庁舎5階にて行う。

仕方ないことですがファンド出資者には一円も返ってこないということです。破産に至る経緯を聞けたら良かったのですが、それについての説明は全くありませんでした。

最近の金融不安から年末にかけて中小企業の倒産が相次ぎそうな予感です。
posted by T at 23:59| 京都 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | ベンチャー企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月17日

ミュージックファンドを運営「ライツバンク」倒産C〜破産債権届出書の書き方〜

前回ミュージックファンドを運営「ライツバンク」倒産B

ミュージックファンドに出資された方の手元には「破産債権届出書」が東京地裁から届けられているかと思います。

ただ普段こういったものに馴染みがなくどうしたらわからないという方も多いかと思われますのでこの「破産債権届出書」の書き方について簡単にレクチャーしたいと思います。

まず以前にも書きましたが、「破産債権届出書」は7月中に弁護士の元に届くように郵送して下さい(7月末日にポストに入れても7月中に届かなければ認められない可能性が高いので余裕を持って郵送して下さい)。

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↑破産債権届出書


まず住所、氏名を記入し捺印します。

(1)届出破産債権については以下の記入例を参考にして下さい。
【債権の種類】
「その他(立替金、求償金等)」にチェック。

【債権額】
出資金額を記入。

【債権の内容及び原因】
「200×年○月○日(振込日)、ミュージックファンド第○弾募集に伴う出資」と記入。

【証拠書類の例】
領収書(振込証明書)があればベストですがほとんどの方は破棄されていると思います。ミュージックファンド会員証明書と記入して表裏コピーを取り郵送しましょう(メールでの支払い完了通知やCD売上状況のお知らせだと出資金額が書かれていないので債権として認められない可能性が高いです)。

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↑ミュージックファンド会員証明書


(2)別除権の種類及び訴訟の有無についてはミュージックファンド出資者の方には関係ありません。
別除権…破産手続、民事再生手続に左右されずに、実定法上の担保権の対象となる財産等を処分することで回収をすることができる権利のこと、簡単に言うと担保権のことです。

(3)執行力のある債務名義または終局判決に関しても特に関係ないので「無し」にチェックを入れましょう。
債務名義…債権者に執行機関の強制執行によって実現されるべき債権の存在および範囲を公的に証明した文書。具体的には執行認諾付公正証書、裁判所の判決、和解調書、調停調書、支払督促などのことです。

以上記入したら念のため郵送の前に一部コピーを取っておき、指定された先に郵送しましょう。
あとは債権者集会で債権が認められるかどうか発表があります。
posted by T at 23:03| 京都 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ベンチャー企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

ミュージックファンドを運営「ライツバンク」倒産B

前回『ミュージックファンドを運営「ライツバンク」倒産?A』

本日東京地方裁判所からライツバンク「破産手続開始通知書」が送られてきました。

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仕方がないと言えば仕方がないですが非常に残念です。

今後資産の管理は全て破産管財人が行います。会社やその関係者に問い合わせても意味がない(破産管財人以外には資産処分の決定ができないため)、もし質問のある債権者の方は破産管財人に問い合わせてください。
破産法
第七十八条  破産手続開始の決定があった場合には、破産財団に属する財産の管理及び処分をする権利は、裁判所が選任した破産管財人に専属する。

あと債権調査手続終了後は破産債権の届出ができなくなるので、ミュージックファンド購入者の方は7月中に破産債権届出書を法律事務所に提出するようにしてください(1円も返ってこなくなる可能性があります)。
破産法
第百十一条  破産手続に参加しようとする破産債権者は、第三十一条第一項第一号又は第三項の規定により定められた破産債権の届出をすべき期間(以下「債権届出期間」という。)内に、次に掲げる事項を裁判所に届け出なければならない。
一  各破産債権の額及び原因
二  優先的破産債権であるときは、その旨
三  劣後的破産債権又は約定劣後破産債権であるときは、その旨
四  自己に対する配当額の合計額が最高裁判所規則で定める額に満たない場合においても配当金を受領する意思があるときは、その旨
五  前各号に掲げるもののほか、最高裁判所規則で定める事項

ちなみに破産時の返済優先権は以下のようになります。
1. 抵当権等の被担保債権(今回の場合被担保債権は存在しないと思われます)
2. 管財人の報酬等、破産手続き開始前3ヵ月間の未払い賃金等(社長の給料など役員報酬は入りません)、納期限が破産手続き開始前1年よりも後の租税債権
3. 納期限が破産手続開始前1年より前の租税債権、2.以外の賃金等
4. 一般の債権(ミュージックファンド購入者はこれに該当すると思われます)

おそらく処分可能な資産はゼロに近いと思われるので、配当はほとんどないと考えた方がいいでしょうか(同じく破綻したミートホープの場合一般債権者に対する配当はありませんでした)。

ただ私としては納得のいく説明を聞きたいので、当面先ですが半休を取ってでも債権者集会に参加してこようと思っています。

新破産法による債務者の再生と債権回収新破産法による債務者の再生と債権回収
秋山 知文

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2008年07月10日

ミュージックファンドを運営「ライツバンク」倒産?A

前回『ミュージックファンドを運営「ライツバンク」倒産?』

今日たまたま近くに用があったので、ライツバンクの事務所を見に行ってきました。

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北青山にある「青山高野ビル」。つい数ヶ月前まではこのビルの4階にライツバンクは事務所を構えていました。

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既にライツバンクの姿はなく、4階部分は「for RENT」になっていました。エレベーターから4階に行こうとしてもボタンが押せず行けないようになっていました。

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仕方なく3階までエレベーターで行き、そこから階段で4階まで上りました(1階からは行けないようになっていました)。当然ながら4階のドアは閉まっていました。

破産申請を出しているならばせめて破産管財人の連絡先でも張り出しされているかと思いましたが、そういったものは何もありませんでした。

決して利回りなど欲にくらんだわけでない、純粋に音楽を愛している一般の人たち(しかも決して裕福ではない)からお金を預かっていておいて、何も説明がないのはあまりにも無責任です。

そのうち債権者集会の通知が届くはずなので、参加して納得のいく説明をしてもらいたいと思っています。

次回はミュージックファンドのビークルになっているであろう匿名組合についてまとめてみたいと思います。
posted by T at 00:00| 京都 晴れ| Comment(5) | TrackBack(0) | ベンチャー企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月06日

ミュージックファンドを運営「ライツバンク」倒産?

まだ確認は取っていませんが、ミュージックファンドを運営しているライツバンクが破産申請を出したようです。

ライツバンクHPは閉鎖されているのでCNET企業情報

以前この会社には訪問したことがあり、実際ミュージックファンドがどのようなものか調べるため「ゆーきゃん」のアルバム「sang」に3万円ほど投資していました。

【ミュージックファンド第12弾 概要】
アーティスト:ゆーきゃんwith his best friends
ファンド対象CD:2ndアルバム「sang」(2007年1月発売予定/税込価格2,100円)
発売元:ワイキキレコード(有限会社ディレクションズ)
出資募集総額:700,000円
1口あたりの出資額:10,000円
申込単位:1口以上
特典: 2口以上出資で投資家限定DVDをプレゼント
募集口数:70口
募集期間:2006年10月3日〜2006年11月13日
1口あたりの申込手数料:525円
償還期間:CD発売日(2007年1月)より1年間
損益分岐点:880枚

ちなみにCD発売が半年延期されたためファンド償還日は2008年6月でした(CD発売延期に関して3月までメールなどでのアナウンスがなく、その点でも対応に不備を感じました)。

アルバム自体は結構売れ、早々に損益分岐点を越えていたため、だいたい1.5倍ほどになって返ってくるかと思っていましたがどうやらデフォルトしてしまったようです…。

確かに投資契約書には
Eライツバンクの信用リスク
ライツバンクが何らかの事情で支払不能に陥り、またはライツバンクにつき破産、民事再生、会社更生もしくは特別清算の申立てがなされた場合、インベスターに対する収益分配が行われない可能性があります。なお、インベスターのライツバンクに対する利益の分配請求権には、何ら担保が付されていません。

とあります。

1.ファンドが成立しないリスク。
出資募集期間中に、出資額の総額が出資募集総額に満たなかった場合は、設定したファンドが成立せず、実行されないリスクがあります。

2.CDが制作、発売されないリスク。
原盤制作 (販売方法、広告宣伝方法の決定を含む) は、出資の実行後すべて CD 発売元 (アーティスト) の自由な裁量により行われます。従って、創作上の問題、関与する業者の問題、アーティストにかかる不測の事態 (死亡、病気、事故、スキャンダル) などによって、原盤が制作されず、また、制作されても期待されたクオリティーが確保されないというリスクがあります。

3.出資金の全額または一部が回収できなくなるリスク。
各ファンドの投資説明書に定められた損益分配の計算方式に応じて配当額が設定されており、CDの売り上げ枚数が損益分岐点を越えない場合、元本割れする可能性があります。仮に1枚もCDが売れなかった場合は、出資額が0となり、1円も戻ってこないリスクがあります。

この3つのリスクはHPでも大きく書いてあり認識していましたが、胴元が潰れるリスクは不覚にも少し抜けていました(といっても財務諸表も開示しているわけではないので、どれほどのリスクか把握はできませんでしたが)。

このファンドのビークル、仕組みなどから法律的に投資家保護がありえるのか調べるとともに、時間があるとき外苑前のオフィスに行って情報を取ってきたいと思います。

ちなみに同じく音楽ファンドをやっているミュージックセキュリティーズの「good music marunouchi fund1」も同時期に投資しましたが、こちらは一年後5万円が2万8千円になって返ってきました(もう勘弁してください)。

結論:信用のない(もしくは情報を十分に開示していない)企業のよくわからない金融商品は手を出さないのが賢明。
posted by T at 19:04| 京都 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ベンチャー企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月14日

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ブックオフでふらっと買った一冊。実際かなりわかりやすい。


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未完成ながらも現実と非現実をうまく倒錯させ、最後現実に引き戻した作品。表現などに稚拙な部分はあるものの個人的には楽しめました。
posted by T at 21:30| 京都 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする