ライツバンクHPは閉鎖されているのでCNET企業情報
以前この会社には訪問したことがあり、実際ミュージックファンドがどのようなものか調べるため「ゆーきゃん」のアルバム「sang」に3万円ほど投資していました。
【ミュージックファンド第12弾 概要】
アーティスト:ゆーきゃんwith his best friends
ファンド対象CD:2ndアルバム「sang」(2007年1月発売予定/税込価格2,100円)
発売元:ワイキキレコード(有限会社ディレクションズ)
出資募集総額:700,000円
1口あたりの出資額:10,000円
申込単位:1口以上
特典: 2口以上出資で投資家限定DVDをプレゼント
募集口数:70口
募集期間:2006年10月3日〜2006年11月13日
1口あたりの申込手数料:525円
償還期間:CD発売日(2007年1月)より1年間
損益分岐点:880枚
ちなみにCD発売が半年延期されたためファンド償還日は2008年6月でした(CD発売延期に関して3月までメールなどでのアナウンスがなく、その点でも対応に不備を感じました)。
アルバム自体は結構売れ、早々に損益分岐点を越えていたため、だいたい1.5倍ほどになって返ってくるかと思っていましたがどうやらデフォルトしてしまったようです…。
確かに投資契約書には
Eライツバンクの信用リスク
ライツバンクが何らかの事情で支払不能に陥り、またはライツバンクにつき破産、民事再生、会社更生もしくは特別清算の申立てがなされた場合、インベスターに対する収益分配が行われない可能性があります。なお、インベスターのライツバンクに対する利益の分配請求権には、何ら担保が付されていません。
とあります。
1.ファンドが成立しないリスク。
出資募集期間中に、出資額の総額が出資募集総額に満たなかった場合は、設定したファンドが成立せず、実行されないリスクがあります。
2.CDが制作、発売されないリスク。
原盤制作 (販売方法、広告宣伝方法の決定を含む) は、出資の実行後すべて CD 発売元 (アーティスト) の自由な裁量により行われます。従って、創作上の問題、関与する業者の問題、アーティストにかかる不測の事態 (死亡、病気、事故、スキャンダル) などによって、原盤が制作されず、また、制作されても期待されたクオリティーが確保されないというリスクがあります。
3.出資金の全額または一部が回収できなくなるリスク。
各ファンドの投資説明書に定められた損益分配の計算方式に応じて配当額が設定されており、CDの売り上げ枚数が損益分岐点を越えない場合、元本割れする可能性があります。仮に1枚もCDが売れなかった場合は、出資額が0となり、1円も戻ってこないリスクがあります。
この3つのリスクはHPでも大きく書いてあり認識していましたが、胴元が潰れるリスクは不覚にも少し抜けていました(といっても財務諸表も開示しているわけではないので、どれほどのリスクか把握はできませんでしたが)。
このファンドのビークル、仕組みなどから法律的に投資家保護がありえるのか調べるとともに、時間があるとき外苑前のオフィスに行って情報を取ってきたいと思います。
ちなみに同じく音楽ファンドをやっているミュージックセキュリティーズの「good music marunouchi fund1」も同時期に投資しましたが、こちらは一年後5万円が2万8千円になって返ってきました(もう勘弁してください)。
結論:信用のない(もしくは情報を十分に開示していない)企業のよくわからない金融商品は手を出さないのが賢明。


